南留別志287
荻生徂徠著『南留別志』287
一 紀貫之、小野好古、平国香などは、古書の文字にてつけり。
[語釈]
●紀貫之 きのつらゆき 870頃~945頃 平安前期の歌人。三十六歌仙の一人。大内記・土佐守などを歴任。紀友則(きのとものり)・凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)・壬生忠岑(みぶのただみね)と古今集の撰にあたり、仮名序を書いた。「土佐日記」、家集「貫之集」など。
●小野好古 おののよしふる 884~968 平安中期の武人・歌人。道風の兄。藤原純友(ふじわらのすみとも)の乱に追捕使(ついぶし)として、これを鎮定。歌は後撰集・拾遺集に収載。
●平国香 たいらのくにか ?~935 平安中期の武将。高望(たかもち)の子。初名、良望。常陸大掾(ひたちだいじょう)として関東に威を振るったが、甥の将門(まさかど)に殺された。
[解説]三人の名は、それぞれ古書を典拠として命名したという。具体的な書名を挙げてないのは遺憾。
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