南留別志239
荻生徂徠著『南留別志』239
一 韈を「したうづ」とよむ。したぐつといふ事なり。日本紀に、溟涬を「くゞもりて」と点をばつけながら、「くうもりて」とよむなり。
[語釈]
●韈 音ベツ。訓くつした・たび。 下図は『訓蒙図彙』より。
●溟涬 メイケイ。自然の気。万物冥合。茫洋としてあまねくあるさま。涬溟。『日本書紀』に天地開闢の話として「混沌にして鶏子(とりのこ)の如く、溟涬にして牙(きざし)を含めり」とある。鶏子は卵。牙は芽と同じで、兆し。
一 韈を「したうづ」とよむ。したぐつといふ事なり。日本紀に、溟涬を「くゞもりて」と点をばつけながら、「くうもりて」とよむなり。
[語釈]
●韈 音ベツ。訓くつした・たび。 下図は『訓蒙図彙』より。
●溟涬 メイケイ。自然の気。万物冥合。茫洋としてあまねくあるさま。涬溟。『日本書紀』に天地開闢の話として「混沌にして鶏子(とりのこ)の如く、溟涬にして牙(きざし)を含めり」とある。鶏子は卵。牙は芽と同じで、兆し。
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