南留別志230
荻生徂徠著『南留別志』230
一 縡を事と通ずる事、古にある事なれども、後には通用せぬ事なるを、吾邦には多く用ひたり。
[語釈]
●縡 音サイ、訓こと。意味は事と同じで、ことがら。載(サイ)に通じる。我が国での意味としては、いのち、いき(息)として使われ、縡切れる(こときれる)は息絶える、死ぬという意味になる。国字を除き、漢字は中国で作られ、それぞれに意味を持つが、字によっては日本で別に派生したり転化したり付加された意味を持つようになった字もある。縡もその一つ。
一 縡を事と通ずる事、古にある事なれども、後には通用せぬ事なるを、吾邦には多く用ひたり。
[語釈]
●縡 音サイ、訓こと。意味は事と同じで、ことがら。載(サイ)に通じる。我が国での意味としては、いのち、いき(息)として使われ、縡切れる(こときれる)は息絶える、死ぬという意味になる。国字を除き、漢字は中国で作られ、それぞれに意味を持つが、字によっては日本で別に派生したり転化したり付加された意味を持つようになった字もある。縡もその一つ。
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