南留別志214

荻生徂徠著『南留別志』214

一 さめ馬の「さめ」は、驄馬なるべし。


[語釈]

●さめ馬 白毛の馬。また、両眼の縁の白い馬、あるいは虹彩の白い馬。『教言卿記』応永一四年(1407)三月一四日「即三上と申武家人伝借、左目馬引賜」 

●驄馬 そうば。驄は葦毛(あしげ)の馬。『十巻本和名抄』(934頃)七「驄馬 説文云驄〈音聰 漢語抄云驄 青馬也 黄驄馬葦花毛馬也 日本紀私記云驄馬美多良乎乃宇末〉青白雑毛馬也」。説文(せつもん)は『説文解字』一〇篇上。

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