南留別志200

荻生徂徠著『南留別志』200

一 稚郎子、「わきいらつこ」とよむ。伊良古崎(いらこざき)も郎子崎なるべし。


[語釈]

●稚郎子 菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)。仁徳天皇の弟=前出。 

●伊良古崎 伊良湖岬(いらごみさき)。愛知県渥美半島先端の岬。伊良湖水道を隔てて志摩半島に対し、太平洋から伊勢湾を分ける。三河湾国定公園の一中心。歌枕。「―に鰹(かつを)釣り船並び浮きてはがちの波に浮かびつつぞ寄る」〈山家集・中〉

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