南留別志154
荻生徂徠著『南留別志』154
一 いにしへに系図をたから(宝)とするは、本領といふ事あるゆゑなり。今の系図は虚文なり。
[語釈]
●本領 本領安堵のこと。鎌倉時代から室町時代の初めにかけて、将軍が自分に忠誠を誓った武士に対して父祖伝来の所領の所有権を認め、保証したこと。安堵。系図はこれに基づいて作成された。江戸時代に作成された系図は勝手に書いたものが多く、自分より数代前より昔はあやふやなのに、さらにその昔になると、清和源氏から数代あとはばかに詳しいといったものがよくある。
一 いにしへに系図をたから(宝)とするは、本領といふ事あるゆゑなり。今の系図は虚文なり。
[語釈]
●本領 本領安堵のこと。鎌倉時代から室町時代の初めにかけて、将軍が自分に忠誠を誓った武士に対して父祖伝来の所領の所有権を認め、保証したこと。安堵。系図はこれに基づいて作成された。江戸時代に作成された系図は勝手に書いたものが多く、自分より数代前より昔はあやふやなのに、さらにその昔になると、清和源氏から数代あとはばかに詳しいといったものがよくある。
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