南留別志152

荻生徂徠著『南留別志』152

一 蘭を「らに」、銭を「ぜに」、雁を「かり」、蝉を「せみ」といふ。吾邦にある物なれども、和名なくて、漢語を用ひたり。


[解説]それぞれ音は「ラン」「セン」「ガン」「セン」。これらの字は漢語の音が和名化したものという。現在、蘭を「らに」とは言わない(もし、どこかで「らに」という地域が人がいたら、方言として残っているということ)。

過去の出来事

過去の本日の朝廷や江戸幕府の人事一覧、その他の出来事を紹介します。ほかに昔に関する雑記など。