南留別志135
荻生徂徠著『南留別志』135
一 今の世に「めらう」といふは、「めのわらは」を、はやく云ひたるなり。「する」といふは、「候」(そうろう)をはやくいひたるなり。
[語釈]
●めのわらは 女の童(めのわらわ)。少女。また、貴人に召し使える少女。
●候 もとは貴人のそばに仕える意味で「さぶろう」と言った。それが変化して「そうろう」となり、意味も「~でございます」といった丁寧語として語尾につけるものとなった。手紙など書き言葉で多用された。徂徠の「する」という解は「です、ます」と同じ。
一 今の世に「めらう」といふは、「めのわらは」を、はやく云ひたるなり。「する」といふは、「候」(そうろう)をはやくいひたるなり。
[語釈]
●めのわらは 女の童(めのわらわ)。少女。また、貴人に召し使える少女。
●候 もとは貴人のそばに仕える意味で「さぶろう」と言った。それが変化して「そうろう」となり、意味も「~でございます」といった丁寧語として語尾につけるものとなった。手紙など書き言葉で多用された。徂徠の「する」という解は「です、ます」と同じ。
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