南留別志125

荻生徂徠著『南留別志』125

一 筝のすがゝきは、しづかかきといふ事なり。はやがきに対せる名なり。


[語釈]

●すがゝき しずがき(閑掻・閑搔・静掻・静搔)のこと。雅楽の箏の基本的奏法。しずかに細やかに搔き鳴らすもの。 

●はやがき (早掻・早搔)のこと。雅楽の箏の基本的奏法。菅搔すががきの一種でテンポが速く、平易なリズムで奏するもの。

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