南留別志121
荻生徂徠著『南留別志』121
一 熊襲(くまそ)、えぞ(蝦夷)、木曽(きそ)、「そ」は夷のことなるべし。紀の国は木の国なり。木曽も、木の国も、材木の出づる所なり。えびす、えみじ、えぞ、一語の転ぜるなるべし。
[語釈]
●夷 音はイ、訓はえびす。えびすは古くはえみしと言い、未開の異民族を指した。徂徠は熊襲・蝦夷・木曽の「そ」がえびすのことで、語が転訛したものだろうとしている。
一 熊襲(くまそ)、えぞ(蝦夷)、木曽(きそ)、「そ」は夷のことなるべし。紀の国は木の国なり。木曽も、木の国も、材木の出づる所なり。えびす、えみじ、えぞ、一語の転ぜるなるべし。
[語釈]
●夷 音はイ、訓はえびす。えびすは古くはえみしと言い、未開の異民族を指した。徂徠は熊襲・蝦夷・木曽の「そ」がえびすのことで、語が転訛したものだろうとしている。
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