南留別志113
荻生徂徠著『南留別志』113
一 「そ」字は、「所」の半体なるべし。
[解説]「そ」という平仮名は、「所」という漢字の半分を取ったものであろう、と徂徠は見解を述べている。下の画像は江戸時代の書物より「所」のくずし字の例だが、このくずし方だと「そ」の字があることがわかる。
但し、「そ」という崩し方は少数派で、多くは下のような「つ」状になっている。
なお、「そ」は「曾」(曽)の草書体である。徂徠はこれを否定しているが。
一 「そ」字は、「所」の半体なるべし。
[解説]「そ」という平仮名は、「所」という漢字の半分を取ったものであろう、と徂徠は見解を述べている。下の画像は江戸時代の書物より「所」のくずし字の例だが、このくずし方だと「そ」の字があることがわかる。
但し、「そ」という崩し方は少数派で、多くは下のような「つ」状になっている。
なお、「そ」は「曾」(曽)の草書体である。徂徠はこれを否定しているが。
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