南留別志105

荻生徂徠著『南留別志』105

一 関々(かんかん)は、声の相和(あいわ)するなり。やわらぎなけるとは、義をあやまれるなり。なきかふるなどいふべし。


[解説]これも『詩経』「関雎(かんしょ)」の語の説明。冒頭の「関関たる雎鳩は 河の洲(す)に在あり」の「関関」。複数の鳥(みさご)が互いに鳴き交わすさまという。仲の良い形容。

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