南留別志68

荻生徂徠著『南留別志』68

一 火の用心とよぶは、ひあやふしといふ事なり。本朝文粋(ほんちょうもんずい)に見ゆ。拍子木(ひょうしぎ)も火危木(ひあやうしぎ)なり。


[語釈]●本朝文粋 平安中期の漢詩文集。14巻。藤原明衡(ふじわらのあきひら)撰。康平年間(1058~1065)頃の成立とされる。嵯峨天皇から後一条天皇までの約200年間の漢詩文427編を、中国の「文選(もんぜん)」に倣って39類に分類したもの。菅原氏や大江氏をはじめ,当時の学者,詩人の書いた代表的な文章が網羅されている。

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