南留別志51
荻生徂徠著『南留別志』51
一 「大将」を「団所」といふ事は、古(いにしえ)は軍団といふ事のありしを誤れるなり。
[解説]「団所」の用例は不明だが、「大将」のことをこう記した記録類かなにかがあるのだろう。「軍団」は律令制で諸国に常置された軍事組織のこと。正丁の3分の1が徴発され、軍毅(ぐんき)が統率した。軍毅は国司のもとで軍団を統率した将のことで、大毅・少毅に分かれていた。大毅のことを団所とも言ったのか。
一 「大将」を「団所」といふ事は、古(いにしえ)は軍団といふ事のありしを誤れるなり。
[解説]「団所」の用例は不明だが、「大将」のことをこう記した記録類かなにかがあるのだろう。「軍団」は律令制で諸国に常置された軍事組織のこと。正丁の3分の1が徴発され、軍毅(ぐんき)が統率した。軍毅は国司のもとで軍団を統率した将のことで、大毅・少毅に分かれていた。大毅のことを団所とも言ったのか。
0コメント