南留別志42

荻生徂徠著『南留別志』42

一  かたかなは、ひらがなより後につくりたる物なり。かたかなは吉備公、ひらがなは空海といへる心得がたし。片仮名は半体なり。ひらがなにも、へたうへみは半体なり。


[解説]カタカナは図1のように、元となる漢字の半分(字によっては一部)を取って作られたものである。一方、ひらがなは漢字の草書体を元にしたものであるが(図2)、「う」「へ」「み」はそれぞれ半分を抽出したもの、つまり半体である。

図1

図2

過去の出来事

過去の本日の朝廷や江戸幕府の人事一覧、その他の出来事を紹介します。ほかに昔に関する雑記など。