南留別志29
荻生徂徠著『南留別志』29
一 琵琶のてんじゆをてんじといふは、いやしき詞なりといふ人あり。かへりてあやまれるなり。転軫(てんじん)とかくなり。
[解説]琵琶の糸を巻く部分についての説明。今、一般には「転手」と表記することが多いようだが、もともとは図にあるように「転軫」。徂徠の当時、「てんじ」と発音する人がいて、これはいやしい言い方だと批判する向きがあったようで、徂徠は「その批判のほうが間違いである。「転軫」と書くのだから」と言う。
一 琵琶のてんじゆをてんじといふは、いやしき詞なりといふ人あり。かへりてあやまれるなり。転軫(てんじん)とかくなり。
[解説]琵琶の糸を巻く部分についての説明。今、一般には「転手」と表記することが多いようだが、もともとは図にあるように「転軫」。徂徠の当時、「てんじ」と発音する人がいて、これはいやしい言い方だと批判する向きがあったようで、徂徠は「その批判のほうが間違いである。「転軫」と書くのだから」と言う。
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