斉諧俗談177

斉諧俗談 177

〇土中鶯[どちゅうのうぐいす]

三才図会に言う、荊州(けいしゅう)では冬の時期、田畝[たのくろ]の中に、丸い卵のような形をした土のかたまりができる。土地の人はこれを取って売る。土のかたまりを割ってみると、中に鶯がいて、羽毛が生えていない。春の初め、羽が生えるのを待って、土のかたまりを破って出るという。

過去の出来事

過去の本日の朝廷や江戸幕府の人事一覧、その他の出来事を紹介します。ほかに昔に関する雑記など。