斉諧俗談146

斉諧俗談 146

〇桂石[かつらいし]

陸奥の国衣川の南に、久蔵寺という寺がある。この寺の境内に飛泉[たき]がある。飛泉から流れる川の中に大石がある。その大石の上に桂の樹が一株生えている。太さは三抱えほどもあり、根が石全体を覆っていることから、桂石と呼ばれている。

過去の出来事

過去の本日の朝廷や江戸幕府の人事一覧、その他の出来事を紹介します。ほかに昔に関する雑記など。