斉諧俗談136

斉諧俗談 136

〇子持石[こもちいし]

出羽の国中島村に、子持石というのがある。文禄年間に、ある人がその小石を拾い取り、密かに所蔵すること八十年余り。この間、その石は次第に大きくなり、一抱えほどにもなった。しかも、小石を数千個も生み、まるで子や孫のようであるということだ。

過去の出来事

過去の本日の朝廷や江戸幕府の人事一覧、その他の出来事を紹介します。ほかに昔に関する雑記など。