斉諧俗談117

斉諧俗談 117

〇加牟末牟淵[かんまんのふち]

下野(しもつけ)の国日光山に大きな淵がある。そこへ行くにも岩石が立ち並び、淵の上から覆うばかりでとても困難である。伝承に言う、弘法大師がこの地に至り、淵を隔てた岩にカンマンの梵字を書かれたという。その文字は今も岩頭にあるということだ。

過去の出来事

過去の本日の朝廷や江戸幕府の人事一覧、その他の出来事を紹介します。ほかに昔に関する雑記など。