斉諧俗談116

斉諧俗談 116

〇鬼弾[きだん]

南中志(なんちゅうし)に言う、永昌郡に禁水という川がある。十一、二月は渡ることができるが、その他の月は渡る者は死んでしまう。音はするが形がない何か悪いものが漂っているようで、これが人に当たるとたちまち青くただれて死んでしまう。これを名付けて鬼弾という。

過去の出来事

過去の本日の朝廷や江戸幕府の人事一覧、その他の出来事を紹介します。ほかに昔に関する雑記など。