斉諧俗談107
斉諧俗談 107
〇辟寒金[へきかんきん]
和漢三才図会に言う、昆明国[こんめいこく]に嗽金鳥[そうきんちょう]という鳥がいる。その形は雀のようで、色は黄色、常に海上を飛び回る。魏の明帝の時、これを献上する者があった。さっそく飼わせてみたが、真珠と亀の脳を食べさせたところ、そのたびに金の粟粒のようなものを吐き出した。宮人たちは鳥がそれを吐き出すたびに争って奪い合い、櫛やかんざしを作った。これを辟寒金という。その鳥が寒さに弱いことから寒さを避ける金の鳥ということである。
斉諧俗談 107
〇辟寒金[へきかんきん]
和漢三才図会に言う、昆明国[こんめいこく]に嗽金鳥[そうきんちょう]という鳥がいる。その形は雀のようで、色は黄色、常に海上を飛び回る。魏の明帝の時、これを献上する者があった。さっそく飼わせてみたが、真珠と亀の脳を食べさせたところ、そのたびに金の粟粒のようなものを吐き出した。宮人たちは鳥がそれを吐き出すたびに争って奪い合い、櫛やかんざしを作った。これを辟寒金という。その鳥が寒さに弱いことから寒さを避ける金の鳥ということである。
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