【諸乗法数】付10-2

【諸乗法数】付10-2

十禪 

出家清浄(禅・以下同じ) 

近善知識 

阿蘭若処 

離戲論憒閙 

身心柔軟 

智慧寂静一切音声 

七覺八道 

離味著諸煩惱 

通明清浄 

内智方便遊戲神


註 禅定の初歩より高度に至る過程を十に分かったもの。

先ず出家すれば身辺が清浄となる。

二に善知識に近づく。

三に蘭若(精舎)に居る。

四に無用な議論に煩わされることがなくなる。

五に身心が柔軟となる。

六に智慧は寂静となり、一切の声は皆祈りの言葉となる。

七に七覚八道を会得する。

八に一切の煩悩より離れる。

九に清浄なる心境に至る。

十で心を解き放つに至る。

『大蔵法数』(三蔵法数の欠を補うために編纂された書)に見える。なお、『大蔵法数』は「一代經律論釋法數」の外題で我が国の万治元年、京の西村九郎右衛門の和刻がある。

※図はこちら→ https://note.com/11111hiromorinn/n/ndc61847fd106


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