【諸乗法数】88

【諸乗法数】88

見惑八十八使

註 見惑とは四諦の迷理に迷う煩悩のこと。宗派によって認識が異なるが、図は倶舎宗の説。五利使と五鈍使を四諦と三界に宛てると欲界に三十二、色界と無色界にそれぞれ二十八となる。四国八十八ヶ所巡礼は、この八十八の見惑を断ち切ることを意味するとも言われている。


見惑八十八使の内訳(例)

• 欲界

o 苦諦:貪、瞋、癡、慢、疑、身見、辺見、邪見、見取見、戒禁取見(10種類)

o 集諦:貪、瞋、癡、慢、疑、邪見、見取見(7種類)

o 滅諦:貪、瞋、癡、慢、疑、邪見、見取見(7種類)

o 道諦:貪、瞋、癡、慢、疑、邪見、見取見、戒禁取見(8種類)

o 合計: 32種類

• 色界、無色界

o 各28種類(瞋を除く)

o 合計: 56種類

合計 32 + 56 = 88種類

※図はこちら→ https://note.com/11111hiromorinn/n/n2e86fc205d11


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