【諸乗法数】18-4

【諸乗法数】18-4

十八禪支

註 十八支・十八静慮支・十八支林とも。色界の初禅天より四禅天に至る功徳の方法を十八に分類したもの。

初禅天は五支。尋(覚とも)支は未だ欲界に有るが涅槃を目指す志を立てた段階。以下伺(観とも)支・士居(喜)支・楽支・心一境性(一心・定とも)支に進み二禅天へと至る。

二禅天は四支。内浄支は初禅を離れた段階だが、未だ完全には二禅天には至らぬ段階。以下喜支・楽支・一心支と進み三禅天に至る。

三禅天は五支。捨支は二禅天を離れた段階だが、未だ三禅天には至らぬ段階。以下念支・慧支・楽支・一心支と進み四禅天に至る。

四禅天は四支。不苦不楽支より始まり、以下、捨清浄支・念清浄支・一心支に至る。捨清浄支は三禅天での修行が終不苦不楽の境地に至った段階。更に進み、遂に四禅天の頂点に至る。

更にそれぞれ々が対治支(利己)・利益支(利他)・彼二所依自性支(利己利他)の三支に属す。

『瑜伽師地論』巻十一・『顕揚聖教論』巻二・『倶舎論』巻二十八等に見える。経典によって語句や解釈に異同がある。

※図はこちら→ https://note.com/11111hiromorinn/n/n6b43948f34f7


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