【諸乗法数】10-6
【諸乗法数】10-6
佛自具十身
華嚴(經)
菩提(身)
願(身)
化(身)
功持(身)
相好(身)
威勢(身)
意生(身)
福徳(身)
法(身)
智(身)
註 佛が具備している十の姿。経典によってさまざまに説かれているが、これは『六十華厳』(旧訳)に見られるものの一つ。『六十華厳』には三種の十身が説かれているが、これは巻二十六所収のもの。例によって原典と異同がある。
菩提身 成道によって正覚を得た身。
願身 兜率天に生まれんと願い叶った身。
化身 王宮に生まれながら涅槃佛に化した身。
功持(徳の宛て字。しかも原典は住持)身 我が身は滅しながら舎利となってこの世に住持し功徳を施す身。
相好身 相好がさまざまに莊厳されている身。
威勢身(原典は勢力身) 佛の威と慈によって全ての衆生を救う身。
意生身(原典は如意身) 思いのままになる身。
福徳身 常に三昧の境地に有るという福徳を得た身。
法身(次の智身と順序が入れ替わっている) 無上法界を得た身。
智身 一切智を得た身。
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