【諸乗法数】10-4

【諸乗法数】10-4

十種佛 

華嚴(經) 


成正覺 

願 

業報 

住持 

涅拌(槃) 

法界 

心 

三昧 

本性 

隨樂


註 十種佛は経典によって数種あるが、これは『華厳経』および『楞厳経』に見られるもの。佛をそれぞれの段階によって十に分けた。

成正覚佛 正覚を得た佛。

願佛 諸々の善行をし衆生を救おうと願う佛。

業報佛 善悪因果を悟った佛。

住持佛 十二因縁を深く悟った佛。

涅拌(槃の宛字。原典には法界に作る。順序が不同)佛 涅槃に至り一切の法性が空寂である事を知る佛。

法界佛(化佛の誤り。住持佛の次に位置する) 十二因縁に通暁し無上菩提を発する佛。

心佛 一切離心の法(一切皆空)の理を説く佛。

三昧佛 三昧の境に達し無相の理を悟った佛。

本性佛 諸相は非相であることを悟った佛。

随楽(原典は如意佛に作る)佛 空寂である事を悟り如意自在の境に至った佛。

『華厳経』巻五十八に見える。

過去の出来事

過去の本日の朝廷や江戸幕府の人事一覧、その他の出来事を紹介します。ほかに昔に関する雑記など。