【諸乗法数】8-41
【諸乗法数】8-41
八妄想 はちもうぞう
念 皮煩惱
不念 皮煩惱
念不念 皮煩惱
我 肉煩惱
我所 肉煩惱
自性 心煩惱
差別 心煩惱
攝受 心煩惱
註 八障ともいう。妄想の分類は経典によってさまざまだが、これは『菩薩地持経』巻二に見えるもの。皮・肉・心煩悩は三障害ともいわれ、『摂大乗論』の釈に「皮煩悩を除かんがために初地に入り、肉煩悩を除かんがために初地に住し、心煩悩を除かんがために初地を出ず」とあり、段階がある事がわかる。皮煩悩は三界の思惑(生まれながら持った煩悩)であり、念(捉われ)・不念(捉われまいとする)・念不念(拘りが無くなる)と進み初地に入り、肉煩悩は三界の見惑(後天的な経験等による煩悩)であり、我(認識の主体)・我所(所有する物)の二種に分けられる。心煩悩は初地を抜けた所になお存在する煩悩であり、自性(実体)・差別(多様)・摂受(寛容)の三種が存在する。
※図は↓こちらをご覧ください↓
https://note.com/11111hiromorinn/n/na524838640a1
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