【諸乗法数】8-15
【諸乗法数】8-15
八還辨見
首楞
明還日輪
暗還黒月
通還戸牗
壅還墻宇
縁還分別
頑虛還空
鬱勃還塵
清明還霽
註 世間の諸変相を八つに分類したもの。阿難が「塵有生滅 見無動搖」の理を理解出来なかったので、釋迦が八種に分類して説いた。『首楞経』巻二にある。
日が出れば明るくなり、沈めば暗くなる。
月は盁虚(えいきょ。満ち欠け)によって明るくも暗くも成る。
窓があれば外を見る事が出来、閉めれば見えなくなる。
壁があって家となり、無ければ家とはならない。
分別があれば善悪を判断出来、なければ出来ない。
頑虛(無知)であれば空(くう)を悟ることが出来ない。
心が鬱勃(気が停滞すること)としていれば心の塵を払うことが出来ない。
心が清明であれば心の闇を晴らすことが出来る。
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