【諸乗法数】7-10
【諸乗法数】7-10
七德財
未曾有經
信
進
戒
慙愧
聞
捨
定慧
註 『未曾有経』は数數種あるが、一番知られている東漢失訳の『未曾有経』には見えない。また、北宋の訳『未曾有正法経方便品』にも見えない。出典として一般に知られているのは『長阿含経』巻九之十上、『大寶積経』巻四十二、『維摩経』巻中など。それぞれ語句に異同がある。『長阿含経』巻九之十上では信・戒・慙・愧・聞・施・定慧となっている。
一般には七財・七聖財・七法財と称する。悟りに至るためになすべき七つの行いのこと。正法を信じ、戒を守り、自ら慙じて罪を犯さぬように心掛け、自ら愧じて不善の法に陥ることなく、正法を良く聞き、財を捨て執着を無くし、心をしっかりと定めるというもの。
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