1926年1月19日

1926年1月19日 大正15年

【内 閣】

加藤高明改造内閣

総理 加藤高明/外務 幣原喜重郎/内務 若槻礼次郎/大蔵 濱口雄幸/陸軍 宇垣一成/海軍 財部彪/司法 江木翼/文部 岡田良平/農林 早速整爾/商工 片岡直温 /逓信 安達謙藏/鉄道 仙石貢/内閣書記官長 江木翼/法制局長官 塚本清治

【元 老】

西園寺公望

【宮中主要官】

内大臣 平田東助/宮内大臣 牧野伸顕/枢密院議長 浜尾新/枢密院副議長 一木喜徳郎

【軍部高官】

[陸 軍]

陸軍次官 白川義則/軍務局長 畑英太郎/参謀総長 河合操/参謀次長 武藤信義/教育総監 大庭二郎

[海 軍]

海軍次官 岡田啓介/軍令部総長 山下源太郎

【植民地高官】

朝鮮総督 斎藤実/台湾総督 内田嘉吉/関東長官 児玉秀雄/樺太庁長官 永井金次部/南洋庁長官 横田郷助

【東 京】

府知事 宇佐美勝夫/市長 中村是公


共同印刷の職工2300人が操業短縮に反対しストライキに突入。60日におよぶ大争議に。

共同印刷株式会社の操業の短縮と短縮分賃金カット発表に端を発して、日本労働組合評議会の指導の下に、関東出版労働組合加盟の労働者がストライキに突入したが、会社側は、暴力団や臨時職工を工場に引き入れて操業を再開。ストライキは全国からの支援を受けて60日間続けられ、3月18日終結したが、約1700人の労働者が職を失い、労働者側の敗北に終わった。この争議の中心にいた徳永直は、小説『太陽のない街』の岩波文庫版(1950年)の〈解説〉で、この争議は最初から敗北の予感に捉われていた悲壮なものだったと回想している。

経 過

1926年 1月8日 - 共同印刷株式会社(当時の従業員数2300人)は日本労働組合評議会傘下の関東出版労働組合の組合員ら250人に対して、操業の短縮と短縮分の賃金カットを発表。

1月19日 - 組合がにストライキを決議。

1月20日 - 同日よりストライキに突入したが、会社側は工場を閉鎖し、1894人の解雇を発表した。

3月18日 - 退職金12万円等の条件を受け入れ、ストライキが終結した。


第2次ルター独内閣成立。

中国で奉天軍、山海関を攻撃。

過去の出来事

過去の本日の朝廷や江戸幕府の人事一覧、その他の出来事を紹介します。ほかに昔に関する雑記など。