【諸乗法数】6-54

【諸乗法数】6-54

六羣比丘 

(摩訶)僧祇(律) 


一闡陀即車匿性多慾 

迦留陀夷多欲滅打殺 

王文達多以猪祠廟生天 

摩醯波達多性多痴 

馬師性多痴生龍中 

滿宿性多瞋生龍中


註 釋迦の弟子で破戒悪業によって釋迦を困らせた六人。


闡陀 釋迦出家の時、王宮を抜け出す時の馬丁。欲深く悪口を好んだという。

迦留陀夷 淫慾が強かったとされる。後、賊のために殺された。

王(三の誤刻)文達多 噂話を好んで吹聴したとされる。

摩醯婆達多 愚痴がで瞋恚が激しかった。

馬師 愚痴で、目連が殺された時怒ってその下手人を撃ち殺した。

満宿 瞋恚の情に囚われ馬師と共に目連を殺した者を撃ち殺した。


馬師と満宿はこの殺人の報いによって龍に生まれ変ったともされる。

出典は『摩訶僧祇律』とされるが、実は『十住毗婆娑論』である。

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