【諸乗法数】6-52
【諸乗法数】6-52
人死六驗
諸縁要集(諸經要集の誤り。唐の道世撰。善悪業報について説く)
從下冷至心煖氣盡生人道
從下冷至頭熱氣盡生天道
從上冷至腰熱氣盡生鬼趣
從上冷至膝熱氣盡生畜生
從上冷至足熱氣盡生地獄
若無學人惑八處煨及頂煖
註 人の臨終時の体の冷え方によって来世はどこに生まれるかが解るという説。
一験は、下から冷え始め、心に至りて暖気が尽きる者は人道。
二験は、下から冷え始め、頭に至りて熱気が尽きる者は天道。
三験は、上から冷え始め、腰に至りて熱気が尽きる者は鬼趣(本文は餓鬼とする)。
四験は、上から冷え始め、膝に至り熱気が尽きる者は畜生。
五験は、上から冷え始め、足に至りて熱気が尽きる者は地獄。
(六験は本文と異なっており、本文では次のようになっている)
六験は、涅槃に入る羅漢聖人の若きは心及び頭頂が数日間皆暖かい。
『諸経要集』二十巻は『大正蔵』五十四冊に収録。他には『法苑珠林』等に節録がある。
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