【諸乗法数】5-138

【諸乗法数】5-138

轉衆生五蘊成佛五分法身 

華嚴寂照記急備録


色    戒      華嚴疏戒定慧三 

受    定      上來頻寂解脱印

想 蘊成 慧    身 難繫爲名知見由

行    解脱     難繫縛於境自

識    解脱知見   在觀求照了


註 有漏五蘊(うろごうん 衆生)から無漏五蘊(聖者)へと次第に成就して行く過程を示す。色受想行識より始まり、戒定慧・解脱・解脱知見(解脱の自覚)を経て菩薩の域に達する。菩薩とは仏の次の位のもの。みずから菩提(ぼだい)を求める一方、衆生を導き、仏道を成就させようとする行者(ぎょうじゃ)。菩提薩埵(ぼだいさった)。観音をはじめとして菩薩像も仏像と一般に言われており、寺院や美術館でも分かり易く仏像と呼びならわしているが、厳密には悟りを得た如来のみが仏像である。

『華厳寂照記』は華厳の注釈書と思われるが未見。

過去の出来事

過去の本日の朝廷や江戸幕府の人事一覧、その他の出来事を紹介します。ほかに昔に関する雑記など。