【諸乗法数】5-126
【諸乗法数】5-126
五篇配律 五刑五行中
(僧伽の律に合わせて五刑五行は直す)
僧伽律 五刑 五行
波羅夷 死 土
僧殘 流 水
波逸提 徒 金
提舎尼 杖 火
突吉羅 笞 木
註 僧伽(そうぎゃ 仏道修行をする集団)内での律を中国の五刑五行に当てはめたもの。
波羅夷 はらい。戒律のうちで最も罪の重いもの。 ふつう婬戒・盗戒・殺人戒・大妄語戒の四つをさす。一番重く殺生を忌む教団内では死罪は無いが教団からの永久追放。罪の軽重に応じて次第に軽くなる。
僧残 そうざん。一定期間僧尼としての資格を剝奪 (はくだつ) されるが、僧団への残留は許される。
波逸提 はいつだい。食事の時間など諸々の禁戒の総称。長老の前での悔過をする。
提舎尼 だいしゃに。他の沙門への告白と懺悔をする。
突吉羅 ときら。懺悔すれば消えるていどの軽い罪。自ら懺悔をする。
0コメント