【諸乗法数】5-71

【諸乗法数】5-71

五不退 

信 

位 

證  不退

行 

煩惱 


註 退は堕落のこと。不退は修道堅固な故に堕落しないことを表す。

信不退 十信位に達した者が堕落しないこと。

位不退 十住位に達した者が堕落しないこと。

證不退 初地以上に達した者が堕落しないこと。

行不退 八地以上に達した者が堕落しないこと。

煩悩不退 菩薩の境地に達した者が堕落しないこと。


補註

十信位 菩薩が修行して得られる菩薩五十二位の中、下位から数えて第1番目から10番目の位。

十住位 菩薩が修行して得られる菩薩五十二位の中、下位から数えて第11番目から第20番目の位をいう。菩薩が信を得て進んで仏地に住する位をいう。

初地 しょじ。菩薩 ぼさつ の修行段階である 十地 じゅうじ の第一。 初めて聖者となり、その喜びにつつまれる位。歓喜地(かんぎじ)。十地とは、菩薩 (ぼさつ) が修行しなければならない52の段階のうち、第41位から第50位までの階位。 『華厳経』では、歓喜地・離垢地・発光地・焔慧地・難勝地・現前地・遠行地・不動地・善慧地・法雲地。

過去の出来事

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