1898年10月18日

1898年10月18日 明治31年

【内 閣】

総理 大隈重信/外務 大隈重信(兼任)/内務 板垣退助/大蔵 松田正久/陸軍 桂太郎/海軍 西郷従道/司法 大東義徹/文部 尾崎行雄/農商務 大石正巳/逓信 林有造

内閣書記官長 武富時敏

法制局長官 神鞭知常

【元 老】

黒田清隆 伊藤博文 山県有朋

【東 京】

府知事 岡部長職/東京市長 松田秀雄


安部磯雄・片山潜・幸徳秋水らが社会主義研究会(後の社会主義協会)を結成。

明治時代の社会主義研究団体。1898年(明治31)10月に社会問題研究会を受け継いで発足。「概則」で、「社会主義ノ原理ト之(これ)ヲ日本ニ応用スルノ可否ヲ考究スルヲ目的トス」とうたう。本拠を東京・三田(みた)の惟一館(いいつかん)に置き、月1回の例会で社会主義の研究、報告、討論を行った。会長は村井知至(ともよし)、会員は片山潜(せん)、安部磯雄、佐治実然(さじじつねん)、幸徳秋水、河上清らで、現在まで16名が確認されている。会員の多くはユニテリアン協会員のクリスチャンであった。創立以来、社会主義の研究的態度に終始したが、1900年(明治33)に社会主義協会へと発展した。

過去の出来事

過去の本日の朝廷や江戸幕府の人事一覧、その他の出来事を紹介します。ほかに昔に関する雑記など。