政談351
【荻生徂徠『政談』】351
(承前) 今の有様は異国の後世の例に似ており、その害たるやひどく、夫の家法を破り、金遣いは荒く、夫の身上がとても悪くなり、公家の娘が大名家へ嫁し、大名の娘は旗本へ嫁し、同じ家中へ嫁する場合もすべてこのような状態である。このような風俗はまるで法のようになり、なんとかしたいという気持ちがある夫も躊躇して制することができない。これらは上が明確に制度を立てられたなら起きないことである。
【荻生徂徠『政談』】351
(承前) 今の有様は異国の後世の例に似ており、その害たるやひどく、夫の家法を破り、金遣いは荒く、夫の身上がとても悪くなり、公家の娘が大名家へ嫁し、大名の娘は旗本へ嫁し、同じ家中へ嫁する場合もすべてこのような状態である。このような風俗はまるで法のようになり、なんとかしたいという気持ちがある夫も躊躇して制することができない。これらは上が明確に制度を立てられたなら起きないことである。
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