1898年9月12日
1898年9月12日 明治31年
【内 閣】
総理 大隈重信/外務 大隈重信(兼任)/内務 板垣退助/大蔵 松田正久/陸軍 桂太郎/海軍 西郷従道/司法 大東義徹/文部 尾崎行雄/農商務 大石正巳/逓信 林有造
内閣書記官長 武富時敏
法制局長官 神鞭知常
【元 老】
黒田清隆 伊藤博文 山県有朋
【東 京】
府知事 岡部長職
フランスのラスコー洞窟で洞窟壁画が発見される。
ラスコー洞窟(仏: Grotte de Lascaux)は、フランスの西南部ドルドーニュ県、ヴェゼール渓谷のモンティニャック村の南東の丘の上に位置する洞窟である。先史時代(オーリニャック文化)の洞窟壁画で有名。ラスコー洞窟の壁画は、アルタミラ洞窟壁画と並ぶ先史時代(フランコ・カンタブリア美術)の美術作品である。これは1940年9月12日、モンティニャック村の少年が、穴に落ちた飼い犬を友達3人と救出した際に発見された。洞窟の全長は200メートル程度。地下に長く伸びる洞窟は枝分かれし、壁画が集中している大空間などがいくつかある。洞窟の側面と天井面(つまり洞窟の上半部一帯)には、数百の馬・山羊・羊・野牛・鹿・かもしか・人間・幾何学模様の彩画、刻線画、顔料を吹き付けて刻印した人間の手形が500点もあった。これらは20,000年前の後期旧石器時代のクロマニョン人によって描かれていた。材料として、赤土・木炭を獣脂・血・樹液で溶かして混ぜ、黒・赤・黄・茶・褐色の顔料を作っていた。顔料はくぼんだ石等に貯蔵して、こけ、動物の毛、木の枝をブラシがわりに、または指を使いながら壁画を塗って描いたと考えられる。この壁画には、古い絵の上に新しい絵が重ねて描いてある。絵画の空間としてはあまり意識せずに描いてある。無数の壁画がある内の1つ、黒い牛の絵の角に遠近法が用いられている。手前の角が長く描かれ、奥の角は手前の角より短く描かれている。そのほかの人・動物にも、遠近法が用いられている。
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