1925年7月25日

1925年7月25日 大正14年

【内 閣】

総理 加藤高明/外務 幣原喜重郎/内務 若槻礼次郎/大蔵 濱口雄幸/陸軍 宇垣一成/海軍 財部彪/司法 小川平吉/文部 岡田良平/農林 岡崎邦輔/商工 野田卯太郎/逓信 安達謙藏/鉄道 仙石貢/内閣書記官長 江木翼/法制局長官 塚本清治

【元 老】

西園寺公望

【宮中主要官】

内大臣 平田東助/宮内大臣 牧野伸顕/枢密院議長 浜尾新/枢密院副議長 一木喜徳郎

【軍部高官】

[陸 軍]

陸軍次官 白川義則/軍務局長 畑英太郎/参謀総長 河合操/参謀次長 武藤信義/教育総監 大庭二郎

[海 軍]

海軍次官 岡田啓介/軍令部総長 山下源太郎

【植民地高官】

朝鮮総督 斎藤実/台湾総督 内田嘉吉/関東長官 児玉秀雄/樺太庁長官 永井金次部/南洋庁長官 横田郷助

【東 京】

府知事 宇佐美勝夫/市長 中村是公


スペインとフランス、モロッコに関する共同軍事行動を協定。

熊本・飽田・植木の3行、合併し肥後協同銀行を新立(現肥後銀行)。

自作農創設維持資金貸付条件決定。利率3分5厘以下。


朝日新聞社の訪欧飛行機初風・東風、代々木を出発。10.27 モスクワ・ベルリン経由でローマ着。

 1925年7月25日から10月27日までの95日間、飛行実日数28日間、総飛行距離1万7403キロ、総飛行時間116時間21分。

 機材…… 仏製ブレゲー19A2型機2機

 飛行士…… 初風…… 操縦士―安部浩(全体のリーダー)

 機関士―篠原春一郎

 東風…… 操縦士―河内一彦

 機関士―片桐庄平

 東京 代々木練兵場に集まった20万人の大歓呼に送られ、当時の日本統治下の朝鮮、満州を縦断し、未踏のシベリア圏に入り、シベリアの各地、バイカル、ウラルなどを経由して、外国機としてははじめてモスクワに到着して大歓迎を受けた。このあと、第一次世界大戦に敗北したドイツのベルリン、つづいて、当時世界でもっとも航空機産業が発展していたフランスのパリ、次いでロンドン、ブラッセルを経てローマへと至る、朝日新聞社が挙行した大飛行プロジェクトであった。


過去の出来事

過去の本日の朝廷や江戸幕府の人事一覧、その他の出来事を紹介します。ほかに昔に関する雑記など。