【諸乗法数】1-4

【諸乗法数】1-4 


 一音 『維摩経』に「佛は一音を以て法を演説す」と。 

註 一音は「いっとん」と訓ずる。『維摩經』佛國品の句。「佛以一音演説法 衆生隨類得各解」と。佛は一音で法を説くが、聞く物は各々の考えで理解するので多くの異なった解釋が生まれるとの意義。 


一句 『華嚴経』に云う「一義中一句」と。 

註 『華嚴經』入法界品の句。「一品中一門 一門中一法 一法中一義 一義中一句」。佛の眞理は微細な言葉にも籠められているとの義。  

過去の出来事

過去の本日の朝廷や江戸幕府の人事一覧、その他の出来事を紹介します。ほかに昔に関する雑記など。