佛像圖彙483

【483】吠室羅廊善神(べいしつらろうぜんしん) 


[通釈] 

吠室羅廊善神 


[解説] 

 標題には吠室羅廊善神とあるが、吠室羅摩拏善神(べいしつらまぬぜんしん)が正しいようである。しかし、再三述べているように「般若十六善神」は後世の創作で形が定まっていないため、本書は間違いとも言い切れない。 

 『大般若経』を守護する「般若十六善神」の中の一尊。また毘沙門天(多門天)とも称して四天王の一尊に列する。深沙大將と同一視することもある。舎利塔を捧ぐ図もある。     

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