佛像圖彙480

【480】歓喜善神(かんぎぜんしん) 


[通釈] 歓喜善神 


[解説]

  『大般若経』を守護する「般若十六善神」の中の一尊。形相は口を閉じ忿怒の相貌、甲冑を着て右手で剣を握り、左手で切っ先を支える。別の本には股鉤を持つとある。容貌の眼は陰陽眼といい、天地を同時に見るという。 

 歓喜(かんぎ)といえば天部の歓喜天があり(既出)、威力が強いために扱いが難しく、基本的には開帳しないほどだが、こちらの歓喜善神はあくまで護法のための存在のようである。  

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