佛像圖彙477

【477】毘盧博叉善神(びるはしゃぜんしん) 


[通釈] 

毘盧博叉善神 

此(ここ)に雑語天王と云う。様々な語を操るのでかく名づけられた。 

『陀羅尼集』にいう、「父の名は婆伽羅、母の名は渋秀卑」と。 


[解説] 

 『大般若経』を守護する「般若十六善神」の中の一尊。珍しく説明が付されているが、「此に」が何を指しているのかなど、不確かな点が遺憾である。雑語とは四天王の一人、広目天のこと。西方の主にして西州を守護することから西方天ともいう。  

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