佛像圖彙284


【284】清浄比丘(しょうじょうびく) 


 [通釈] 

八大童子の内、清浄比丘 

左手に梵筐(ぼんきょう)を捧げ、右手に三鈷を持つ。 

本地は文殊菩薩 


 [注] 

比丘 修行僧のこと。 

梵筐 梵字で書かれた経典。 


[解説] 

 清浄比丘は修行僧の姿をし、本地仏は文殊菩薩。左手に梵筐、右手に三鈷杵を持つ。 画像は高野山霊宝館蔵清浄比丘像(国宝)。 


 [雑記]

[摂津名所図会より]7 

住吉・小町茶屋(こまちぢやや) 


住吉の松原に土居葺(どいぶき)の仮屋を建てて茶店を出し、柄の長い杓で茶碗を載せ、道行く人に茶を勧める。 今は安立町の北端にあり。この茶店の女は夫を持たないことから小町茶屋という。  

過去の出来事

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