1975年8月14日
1975年8月14日 金曜 昭和50年
走行中の特急「紀伊」の機関車から出火、乗客250人が線路へ避難=14日午前4時26分ごろ、三重県多気郡多気町前村の国鉄紀勢本線で、東京発紀伊勝浦行き下り特急「紀伊」(小林馨機関士48歳。東京-名古屋間は米子行「いなば」号と併結)のDD51型ディーゼル機関車エンジン付近から出火した。沿線の人の知らせで松阪地区広域消防署の消防車など2台が出動、約30分後に消し止めたが、機関車はエンジン部分を半焼した。この火事で列車は約2時間15分遅れたが、約250人の乗客は無事で、後続の普通列車1本が13分遅れた。「紀伊」は6両編成の寝台車。佐奈駅から南へ2キロのところで機関車から火が噴き出し、煙が出始めた。このため、自力で佐奈駅へ引き返そうと約5百メートル戻ったところ、今度はエンジン部分から真っ赤な炎を噴き上げたので、列車を止めた。乗客らは一時、車内放送の誘導で線路に降り避難したので無事だった。消火のあと、同列車は乗客を乗せ、自力で約9キロ戻り、多気駅で貨物列車の機関車と取り替え、午前6時半に同駅を発車した。エンジン部分から燃料の軽油が漏れて熱で燃え出したのが原因。
『人民日報』、カンボジア代表団歓迎の社説。
オランダ、公定歩合引下げ。6%から5.5%に。
キッシンジャー米国務長官、ポルトガルの政治闘争に干渉するなとソ連に警告。またシナイ半島に非武装の米民間人の派遣を検討中と語る。
ジュネーブ軍縮委員会で米ソ代表、環境破壊兵器禁止を提唱。
ティモール脱出の英国人、ディリで銃撃戦と伝える。
バトムンフ・モンゴル首相、「アジア安保実現に努力」との論文発表。
フィリピン政府、MNLF(モロ民族解放戦線)が停戦受諾と発表。
ポルトガル、アンゴラ暫定政府崩壊のため行政権を再掌握。
ポルトガル、リスボンなど各地で反共とゴンサルベス・ポルトガル首相退陣要求デモ続く。共産系も対抗集会。
ルックマンMNLF(モロ民族解放戦線)代表、マルコス・フィリピン大統領と会談(マニラ)。
昭和天皇・皇后の具体的訪米日程、閣議で正式決定。9.30 東京出発、10.14 帰国、首席随員として福田赳夫副首相が同行の予定。
西独、公定歩合引下げ。4.5%から4%に。
中国の北京放送と新華社、杭州歯車工場の労働者、幹部技術者は、毛沢東中国共産党主席の革命路線に背く誤った傾向と闘争したと報道。
【放 送】
『白い華燭』 〈放送終了〉 〔TBS [(木)21:00]〕
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