仏像圖彙138
【138】宝性地蔵(ほうしょうじぞう)
[通釈]
宝性地蔵 梵字はイ
合掌する。破勝地蔵ともいう。
[解説]
このお地蔵さまも説明がいろいろあり、明確ではない。合掌の姿は修行の基本であり、さまざまな形がある地蔵の中でも一番多いようである。このことから、合掌地蔵ともいう。
宝性地蔵の例として、札幌市のホームページで紹介されているものがあるので、紹介させていただく。
(見出し)宝性地蔵尊
(説明)川沿9条1丁目、藻南公園にある地蔵。
敗戦後、遊びに来ていた3人が、水死するという事故をきっかけに、宝流寺仏教婦人会がおいらん淵の水死者の供養のために、昭和25年(1950年)10月に建立。
像の前に昭和30年(1955年)1月に建立された地蔵尊が並んでいる。傍らには塔があり発起人と石工の名が刻まれている。
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