佛像圖彙50

【50】金剛宝(こんごうほう)

[通釈]

金剛宝(菩薩) 梵字はオン

一切の如来福徳聚・金剛宝等の諸仏に帰依し奉る。

出生義いう「一切の如來大荘厳の義によって金剛宝を生じさせ奉る」と。


[注]

大荘厳 だいしょうごん。三宝を恭敬し、師長を奉事することによって得られた福徳と智慧との二つの荘厳。また、誓願を指すという説もある。


[解説]

 金剛宝(菩薩)、大宝金剛菩薩とも。手は人差し指と親指を立て、宝珠型をなしている。金剛界四方のうち南方、宝生如来に属す。説明文は前と同じ。

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