佛像圖彙23
【23】宝月智厳音自在王(ほうげつちごんおんじざいおう)
[訳]
宝月智厳音自在王(如来) 梵字はラ
東方に行くこと五競伽河沙仏土に一世界が有り、妙宝国という。そこにおわす仏は宝月智厳光音自在王如来という。八つの大願を発せられた。
[解説]
仏土とは、浄土のこと。五競伽河沙は、5×10の52乗の距離。阿弥陀如来は西の浄土、薬師如来は東の浄土におられる。前回の善名称吉祥王如来が最も近くにおられ、薬師如来が最も遠くにおられる。
薬師如来7体を並べて祈る方法を七仏薬師法という。天台宗の良源が、摂関家の安産祈願をしてから特に有名になった。
良源(りょうげん、延喜12年9月3日(912年) - 永観3年1月3日(985年))は、平安時代の天台宗の僧。一般には通称の元三大師(がんざんだいし)の名で知られる。毎月3日が縁日。第18代天台座主(天台宗の最高の位)であり、比叡山延暦寺の中興の祖として知られる。
いろいろな「元三大師」
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