訓蒙図彙158
訓蒙図彙 158 宝貨の部
緞(だん どん) satin
[訓読]緞 だん どん 段子(どんす)なり。花段(かだん)、錦段(きんだん)、毛段(もうだん)、金段(きんだん)等有り。
[通釈]緞 だん どん 段子である。花段、錦段、毛段、金段等がある。
[語釈]●緞 緞子(どんす)、段子、閃緞、鈍子とも書く。 繻子(しゅす)組織を基本とした紋織物で、綸子(りんず)と異なる点は、機織前にあらかじめ染色した糸を用いて織り上げる「先染め」の織物であること。 一般には経(たて)の五枚繻子組織を地として、文様はその裏組織である緯(よこ)の五枚繻子で織り出したものがもっとも多い。
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